株初心者の失敗体験談を探していると、「初めて買った株が下がったら、どうすればいい?」と不安になる人もいるでしょう。
「IPOなら当選すれば利益が出ると思っていたけれど、本当にそうなの?」
そんな株初心者に参考になるのが、福岡県在住の53歳女性・はちこさんの公開体験談です。
はちこさんは2026年に初めて株式投資を開始。
NISA口座を開設した直後にIPOへ申し込み、思いがけず当選しました。
ところが、当選後にどう売るかを決めておらず、そのまま株価が大きく下落。
現在も含み損を抱えた塩漬け状態だといいます。
今回の失敗で本人が痛感したのは、「株を買ってから勉強する」のでは遅かったということでした。
この記事では、この株初心者の失敗体験談から学べるポイントを整理します。
※本記事は当サイト独自インタビューではありません。All Aboutの公開体験談をもとに要約・再構成しています。銘柄名、IPO購入価格、具体的な損失額など、公開されていない情報は推測していません。画像は事例本人ではなくイメージです。
株初心者の失敗体験談|53歳女性に何が起きた?
初めて申し込んだIPOに当選
はちこさんのプロフィールと投資状況は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年齢 | 53歳 |
| 性別 | 女性 |
| 居住地 | 福岡県 |
| 雇用形態 | 自営業・自由業 |
| 投資開始 | 2026年 |
| 現預金 | 約30万円 |
| リスク資産 | 約10万円 |
| 日本株 | 約5万円 |
| 米国株 | 約5万円 |
| 初めての株 | IPO |
| 結果 | 含み損・塩漬け状態 |

はちこさんは、2026年にNISA口座を開設。NISAの制度概要は金融庁のNISA特設サイトで確認できます。
ちょうどIPO募集のタイミングが重なったため、初めての株式投資としてIPOへ申し込みました。
本人としては、
「どうせ当たらないだろう」
という気持ちもあったといいます。
しかし、予想に反して当選。
ここから最初の失敗が始まりました。
なぜ初めての株でIPOを選んだ?
NISA口座開設とIPO募集が重なった
もともとは株式投資に興味がありました。
ただ、なかなか証券口座を作るところまで進められていませんでした。
その後、マイナンバーカードなどを使って口座開設しやすくなっていることを知り、証券口座とNISA口座を開設します。
税務署によるNISA口座の確認が終わったタイミングが、ちょうどIPO募集の直前でした。
そこで、
「せっかくだから申し込んでみよう」
と急いで申し込みました。
ここで重要なのは、投資計画を十分に作ってからIPOを選んだわけではない点です。
「IPOがあるから申し込んだ」という流れでした。
IPO当選後に起きた最大の失敗は?
売るタイミングを決めていなかった
IPOへ申し込み、当選。
ここまでは順調でした。
ところがはちこさんは、当選した場合に、
- 初値で売るのか
- 長期保有するのか
- どこまで下がったら売るのか
- どの企業なのか
- 業績や事業内容はどうなのか
といった部分を十分に決めていませんでした。
その結果、売るタイミングを逃し、株価が大きく下落しました。
現在も売却せず、含み損を抱えた状態です。
「IPO当選=利益確定」ではない
上場後に株価が下がる可能性もある
初心者が勘違いしやすいのが、
「IPOは当選すれば儲かる」
という考え方です。
IPOとは、新規公開株式のこと。
上場前に株を購入できる仕組みですが、上場後の価格が必ず購入価格より高くなるわけではありません。
初値が公開価格を下回る場合もあります。
さらに、初値では利益が出ていても、
「もっと上がるかもしれない」
と保有を続け、その後株価が下落するケースも考えられます。
IPOでも通常の株式投資と同じように、価格変動リスクがあります。
初心者が一番失敗したポイントは「買ってから勉強」
株式投資の順番が逆になっていた
はちこさん自身が最大の反省として挙げているのが、
株を購入してから勉強を始めたこと
です。
IPOへの申込期限に間に合わせるため、急いで口座を開設。
株について十分理解しない状態で購入し、その後になって勉強を始めました。
本人も、
「順序が逆だった」
という趣旨で振り返っています。
株式投資では最低でも、
- 株価がなぜ動くのか
- 成行と指値の違い
- 利益確定とは何か
- 損切りとは何か
- 含み損とは何か
- IPOとは何か
くらいは理解してから購入したほうがよいでしょう。取引所での指値・成行注文の基本や価格優先・時間優先の原則は、日本取引所グループ「売買成立の方法」でも確認できます。
株が下がって「塩漬け」になった
塩漬け株とは?
この株初心者の失敗体験談で出てくる塩漬け株とは一般的に、
含み損が出ている株を売れずに長期間保有している状態
をいいます。
たとえば10万円で買った株が7万円になった場合、売却していなければ3万円はまだ「確定損失」ではありません。
しかし、
「いつか10万円に戻るだろう」
と根拠なく持ち続けると、さらに株価が下落する可能性があります。
今回のはちこさんも、IPO株を現在まで保有し、含み損状態になっています。
初心者は株価が下がったらすぐ売るべき?
一律に売ればいいわけではない
株価が下がったからといって、必ず即売却する必要はありません。
重要なのは、
なぜその株を保有しているのか
です。
長期投資なら、一時的な株価下落だけで売らない判断もあります。
一方、
「上場直後に短期で売る予定だった」
という投資なら、当初の計画から外れた時点で売却を検討することもあります。
問題なのは、
何も決めずに株価が戻ることだけを期待すること
です。
購入前に「出口」を決めておく
利益確定と損切りを考える
株を買う前に、
- いくら上がったら売るか
- いくら下がったら売るか
- 何年間持つか
- 配当目的なのか
- 値上がり益目的なのか
を考えておくと、株価が動いたときに迷いにくくなります。
たとえば、
1,000円で購入
↓
1,200円なら利益確定を検討
↓
900円なら損切りを検討
というルールです。
もちろんこれは一例で、10%が正解という意味ではありません。
ただ、何も決めないより、自分なりのルールを持つことが重要です。
今回の失敗で投資をやめた?
むしろ株の勉強を始めるきっかけになった
この体験談で興味深いのは、はちこさん自身が今回の出来事を完全な失敗とは考えていないことです。
株価が下がったことで、
もっと株について勉強しなければならない
という気持ちが強くなりました。
もし最初の株で簡単に利益が出ていれば、
「株は簡単」
と思い、そのまま勉強せずに投資を続けていたかもしれないとも振り返っています。
初心者の最初の成功が、逆に過信につながる場合もあります。
53歳から株を始めても遅くない?
年齢より資金管理が重要
今回のはちこさんは53歳で株式投資を始めています。
株式投資に「○歳まで」という決まりはありません。
ただし、50代以降では20代・30代よりも資産を使う時期が近くなる場合があります。
そのため、
- 生活費
- 緊急予備資金
- 老後資金
- 投資資金
を分けて管理することが重要です。
今回の公開プロフィールでは、
- 現預金:約30万円
- リスク資産:約10万円
とされています。
どの程度を投資へ回すのが適切かは、収入や支出、他の資産などによって異なります。
株初心者の失敗体験談から学ぶ5つのポイント
1.買う前に最低限の仕組みを勉強する
「まず買ってみれば分かる」という考え方もありますが、大きな金額をいきなり投資する必要はありません。
まず株式投資の基本を理解しましょう。
2.企業について調べる
IPOだからという理由だけで買うのではなく、
- 何をしている会社か
- 売上・利益
- 成長性
- リスク
- 公開価格
などを確認します。
3.買う前に売却ルールを決める
「買うこと」だけ考えるのではなく、
どうなったら売るのか
まで決めます。
4.余裕資金で投資する
株価が下落したとき、生活費が必要だから売らなければならない状況は避けたいところです。
近いうちに必要なお金を株へ入れないようにしましょう。
5.最初から大きく投資しない
初心者のうちは、自分の判断が正しいか分からないことも多くあります。
少額から経験しながら学ぶ方法もあります。
株初心者にありがちな3つの心理
「せっかく当選したから買わないともったいない」
IPOに当選すると、
「せっかく当たったのだから」
と購入したくなります。
しかし当選したことと、その株が自分に合った投資先かは別です。
「もう少し待てば戻る」
含み損が増えると、
「ここまで下がったなら戻るだろう」
と考えやすくなります。
しかし株価が戻る保証はありません。
「最初だから分からなくて当然」
初心者なのは問題ではありません。
問題なのは、分からないまま大きな資金を動かすことです。
分からないなら調べる、調べても分からないなら買わない
という選択も立派な投資判断です。
IPOへ申し込む前に確認したいこと
IPOへ応募する場合も、次を確認しましょう。
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 企業名 | どんな会社なのか |
| 事業内容 | 何で利益を出しているか |
| 公開価格 | いくらで購入するか |
| 購入金額 | 何株・いくら必要か |
| 売却方針 | 初値売りか長期保有か |
| 損失許容額 | いくらまでなら耐えられるか |
| 投資資金 | 生活費ではないか |
IPOへの当選通知を見てから慌てて考えるのではなく、申し込む段階で当選後の行動まで考えておくのがポイントです。
株初心者の失敗体験談に関するFAQ
IPOに当選したら必ず利益が出ますか?
いいえ。IPOでも公開価格を下回る場合があり、上場後に株価が下落することもあります。
塩漬け株は持ち続ければ戻りますか?
戻る可能性はありますが、保証はありません。企業業績や市場環境によっては、さらに下落する可能性もあります。
株初心者はIPOを避けたほうがいいですか?
IPOそのものが初心者に不向きとは限りません。ただし、企業内容や価格変動リスク、当選後の売却方針を理解してから申し込むことが大切です。
初心者はいくらから株を始めればいいですか?
生活に影響しない余裕資金が基本です。適切な金額は収入、貯蓄、毎月の生活費によって異なります。
損切りはいつすればいいですか?
一律の正解はありません。購入前に許容できる損失額や投資期間を整理し、売却ルールを決めておく方法があります。
まとめ|株初心者の失敗体験談から「出口」の重要性を学ぶ
53歳女性のはちこさんは、2026年に初めて株式投資を始めました。
NISA口座開設直後にIPOへ申し込み、思いがけず当選。
しかし、
- 株について十分勉強していなかった
- IPO当選後の行動を決めていなかった
- 売るタイミングを逃した
ことで、株価が大きく下落し、現在も含み損を抱えています。
一方、この経験をきっかけに株式投資について本格的に勉強するようになりました。
この株初心者の失敗体験談から学べるのは、
- 買う前に勉強する
- IPO当選=利益ではない
- 買う前に売却条件を決める
- 含み損を放置する理由を考える
- 余裕資金から始める
という点です。
株式投資では「どの株を買うか」だけでなく、「買った後にどうするか」まで決めることが重要です。
まず注文方法から学びたい人は、
損切り方法を知りたい人は、
も参考にしてください。
株式投資で利益が生まれる仕組みも確認しておくと、値上がり益だけに偏らず投資目的を整理できます。
投資に関する注意事項
本記事は特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
株式投資には価格変動リスクがあり、投資元本を下回る可能性があります。
IPOも利益が保証される投資ではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。過去の実績や体験談は将来の運用成果を保証するものではありません。
参考・出典
- All About「『株について何も知らないことに慌てた』初めてのIPO当選で塩漬け株を抱えた53歳女性」
- 更新日:2026年8月13日
- 回答日:2026年7月29日
※出典元も投稿エピソードについて、内容の正確性を保証するものではない旨を明記しています。本記事では公開情報にないIPO銘柄名、購入価格、株数、損失額を推測していません。

